荷川取佳樹の変化に学び、成長を分かち合う人材を沖縄から・・・

  

2000年10月9日月曜日。

今日は、

2006年10月9日月曜日。

同じ日と曜日。



ちょうど、6年前の今日

・・・・その事件は起こった。



・・・・2000年9月27日

私に県外への辞令が出た。

初の転勤。

場所は、鹿児島県奄美大島。


単身での転勤と決めていたので、

ちょうど体育の日の3連休を利用して、

移動日を土曜日に。


日曜日は荷物を片付け、


明日・月曜日は、

生活用品をそろえる買い物に行く予定。


遅くまで片づけしていたので

疲れからそのまま寝た。



・・・翌朝、

電話のコール音で

目が覚めた。

着信名は先輩から・・・。


目をこすりながら、

時計を見ると、朝の6：00．


先輩：『荷川取、テレビを点けろ！NHKニュースを見ろ！』


私は、その言葉を聞いて

なぜか、すぐに予感が走った。


私：『もしかして、会社が破綻？』

先輩：『とにかく自分の目で確認しろ！』


・・・正直、テレビを点けたくなかった。

点けると、一気に現実が

いやでも襲ってくる事を認めざるを得ない・・・。


現実を認めたくない気持ちと、

確認しないといけない好奇心に駆られ、

テレビを点けた・・・。


信じられない、信じたくないニュースが・・・。


アナウンサーが、何度も繰り返す。

『千代田生命保険は１０月９日、

　　更生特例法の適用を東京地裁に

　　　申請、受理され、経営破たんしました。

　　　　・・・・戦後最大の生保破たんであります』


まさに、青天の霹靂。

頭の中は、

「なんで・・・？」

「うそだろう・・・」

「これからどうすんの・・・？」

「俺、転勤したばかりだよ・・・、何しに来たんだろう？」


思考回路もうゼロ。


現実を受け入れられない自分は、

何度もチャンネルを変え、

慣れ親しんだ会社の

終わりを告げるテロップに、

・・ただ・・ただ愕然とするばかりでした。


これから、

いまだかつて経験したことがない

お客様対応の嵐が

待っているのでした・・・・。